【アグリッパ(B.C.63年 – B.C.12年)】
第1回目は「アグリッパ」です。
「面取り」の練習としても用いられる石膏デッサンの基礎ですね。
アグリッパ(紀元前63年〜紀元前12年)が生きた時代は、多くの民族を支配したローマ大帝国の時代。
「ローマは一日にしてならず」ということわざがあるように、ローマ大帝国を築き上げるまでに約700年もかかりました。その最大統一範囲は、地中海領域だけでなく、バルカン半島やエジプト流域、メソポタミア地域までおよびます。
アグリッパは騎士階級の生まれで、早いうちから軍務についた軍人であり政治家です。
生涯において、同い年である盟友オクタウィアヌス(後のアウグストゥス)と深い関係を築いてきました。
仕事においてもプライベートにおいても、盟友オクタウィアヌスに尽くし捧げてきたアグリッパの人生。そんな人生をアグリッパは「すべてが喜びであり、すべてが感謝であった」と言っています。
それでは、どんな出来事に関わってきたのか、アグリッパの人生をみていきましょう。
中島健祐 桃井心